2016年8月14日日曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ゴルフ心)・・・47

2016.8.14日 快晴 午前5:06
 オリンピック開催期間は早寝早起きになっている。
 ゴルフで一人前になるのは長い時間がかかる。俺はだらだらと37年間のゴルフをしてき
てしまった。理由は練習と本場場での密度の濃いゴルフをしなかったからである。友達と
楽しむためのゴルフでしかなかったからである。そのようなゴルフへの取り組み方は、アメ
リカでも発揮されてしまった。そもそも日本のゴルフ場の作りとアメリカのゴルフ場の作りは
違ったのである。場所はカルフォルニア州のサクラメント市のパブリックコースでの最終ホ
ールに近いホールでの出来事であった。俺の第一打目をアメリカ人が「ファインショット」と
言って褒めてくれた。俺はミドルコースの第一打目をフェアウエーのど真ん中に距離を出
して運んだ。二打目もファインショットを狙って打った。頭の中は又してもファインショットを
狙うという力を入れる落とし穴が待ち構えたのである。スプーンを持った両肩の筋肉は満
杯の力を入れて二打目を打った。力を入れ過ぎたスプーンはボールの頭の5mm程度の
上部を撫でただけになってしまった。可哀想にボールは僅かに30m先に飛んだだけであ
った。俺は愕然として視点の定まらない目を天空に注いだのである。ゴルフはプレー中の
一挙一動を喜んだり、怒ったり、悲しんだり、恥じたり、自慢したり、反省したりを味わえる
ゲームである。これらのことは最初からは分からないが、ゲームが終わってから分かる
のである。このようなことが分かってきたのは、頭の足りない俺でもゴルフ歴37年を費や
したからであると考えている。
 次回からはゴルフ場の精算からオフィスを後にするまでを記します。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝


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