2016年5月12日木曜日

照沼重輝の中国彷徨(朝鮮焼肉)・・・38

2016.5.12木 快晴 午前6:12
 俺はテーブルにのった朝鮮焼肉をやたらと口に入れた。味なんかはどうでも
良いという食べ方をした。中国人は中華料理式にゆっくり食べていた。俺は
焼肉台のガス火の炎の動くリズムに合わせ、忙しく肉を口の中に入れ、
その肉を噛んだ。思えば、俺は日本人の丼物を食べるリズムで食べていたの
である。食べるリズムはお国柄を表すものだと思えた。肉は日本のサーモンピ
ンク色でない黒っぽい牛肉が使用されていた。野菜は日本と変わらずであり、
付け汁の味は自分で調整して、甘くも辛くも出来るようにしてあった。青島ビー
ルと中国産ワインを交互に飲んだ。相手方も同じように飲んでいた。チマチョゴ
リ嬢が、時おりテーブルの近くにきて笑顔を振りまいてくれていた。俺はだんだ
ん酔いが回り、食べるための口の動きから、喋るための口の動きになって
いた。俺は中国人に朝鮮文化に接触できる場所を聞いた。彼らは異口同音に
「カラオケ」とさけんだ。俺の最も飽きてしまう場所であるが、二次会をカラオケ
店の決め、そこに向かう準備を始めた。
  約2時間弱の朝鮮料理の時間は何を食べたか記憶が少々となってしまった。
             アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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