2015年10月5日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(超多忙)・・・新23

2015.10.5月 快晴 午後7:30
 水戸弁で・・・しばらく超多忙でブログを書けませんでした、大変すんませんね、
フロリダのキ-ウエストの岸壁に佇んで落日を1人で楽しんだ。周りはアメリカ人だけ、
沖を数艘のヨットが夕陽を追うように北から南へ移動していた。夕陽を追っての船旅を
仲間や家族で楽しんでいるようだった、丁度、夕陽とヨットが交差してヨットの帆を照ら
していた。俺は腕を組んで太陽を睨んだ、今から50年前のヘミングウエーが見た夕陽
を睨んでいる。睨んでいる理由は、アメリカV字横断中であり、最終地のサンフランシス
コまであと10日の旅を残しているのであるからである。ニューヨーク、ワシントン、オーラ
ンド、フロリダを通過し、ダラスを経てロスに向かう途中だからであった。太陽の頭だけが
残り、夕陽は風前の灯である。岸壁にいる俺は背伸びをして夕陽の入りを惜しんだ。
沖の水平線のギザギザの波の上に太陽の頭を残した夕日は、「明日も会おう」とでも
言うように、波の波間に入っていった。辺りが暗くなった途端、今日の太陽を最後に
見れたのは俺だと言う人の声が背後から聞こえた。後ろを見上げると、岸壁のホテル
の3階から大声を出していたのは、アメリカ人の白人であった。周りからやんやの拍手
が鳴った。「さよーなら、夕陽よ」と言って、俺はその場を後にした。
                アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝





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