2015年9月5日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(フロリダの素晴らしい朝)・・・新18

2015.9.10木 時々晴 午前6:40
 台風が来て日本列島は水の災害が起きている。幸い私は海抜20mにいるので被害なし。
時は3月下旬、アメリカの最南端に向かう途中であった。フロリダオーランドの朝の空は
群青色で私を迎えてくれた。窓から見える空と町並みは大変素晴らしく、ヤシの木が微風に
そよぎ、朝の太陽は優しく輝き、抜けるような青空も周りの景色と足並みを揃えてくれていた。
 ベッドから潔く離れ、朝の洗面を終わらせ、もう一度、アメリカ南国の景色を窓から再確認
をしたくなり、覗き込んだ。満足だった、アメリカフロリダの景色を予想してきたが、その通り
であった。太陽が大西洋の海から上り、カリブ海の風も同時に運んできている。潮の匂いが
した。太平洋の海岸育ちの俺は、潮の匂いに敏感である。太平洋と大西洋とカリブ海の匂い
が、どう違うかも感じたかった旅でもあるので、クンクンンと犬みたいに鼻を鳴らして海の匂い
を嗅いだ。大平洋の匂いは果てしない匂い、大西洋の匂いは夢と希望の匂い、カリブ海の
匂いは冒険とロマンの匂いであると思った。そのような詩人的な思いは、いつまでも続かな
く、今日のスケジュールが頭に浮かんできてしまった。今日はオーランドを離れて、キーウエ
ストに向かうのだ。約300km先でアメリカの最南端で夕日を拝みたくなった。今日は素晴ら
しい朝日を拝み、夕日を見送る旅が出来そうだ。
                アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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