2015年7月24日金曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(やっとモーテルに入れたが)・・・75

2015.7.24金 晴 午前6:45
  水戸弁で・・・雨が止んだので運動散歩に出たっぺ、そしたら朝の散歩者が少なかったな。
   山から下りて、暗い夜道を走り、やっと数件のモーテルが見つかった。大きな町ならば
モーテルは数多くあるが、田舎の小さな町だとこじんまりしたモーテルが一二軒あるだけ
である。おまけに夜の9時ころになってしまい、食堂やバーガー屋は一軒も見えなかった。
あーあ、夕飯抜きで泊まるのかなと思ったら、途端に力が抜けて、やっとの思いでモーテル
のフロントにたどり着いた。カウンターに向かい、呼び鈴を鳴らした。その途端、背後から
忍び寄る大きな影が目に入った。しまった熊に襲われると感じ、後ろを振り返った。
その影は熊ではなく、アメリカらしい吠えないでいる大きい狩猟犬であった。
その犬を連れている人は白人の牧童のようであり、猟銃を2丁を小脇に抱え、宿泊希望者
かと思ったら、モーテルの経営者であった。私を驚かせたことを、しきりに謝っているようだ
った。宿泊手続きを終えて部屋に入り、バスタブに湯を入れ始め、夕食の取り方を考えた。
食堂レストランの類は無し、コンビニも無し、携帯食料は尽きている。腹を減ったままで朝ま
で過ごすか、隣町まで食品を買いに行くか、どちらにも決心できないままで旅行鞄をまさぐ
り始めた。
                                              アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
  

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