2015年6月6日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ロッキーを越えて)・・・54

2015.6.6土 朝方雨 午前6:50
  水戸弁で・・・朝方は雨が降っていだな、カッパを着て4Kmを歩いて頑張った。
  モーテルを出たら前方遠くに日本では見たこともない巨大なロッキー山脈が見えた。
その山脈の右端は遠く霞んで見えなくなり、左端は遠い地平線に沈んで見えなくなって
しまう山脈と私は対峙した。おまけに、インターステイト80号線の最先端は一筋の糸みた
いになり、天空に昇っていける道路のように見えた。レンタカーをIN80号線に乗せ、ロッ
キー越えに向かう。ガスは満タン、タイヤ圧も大丈夫、車内の各メーターに目を移す。
警告メーターは出ていない、安心してアクセルを踏み込む。メーターは直ぐ80マイルを
指し、快音が聞こえ、私の心を平和にさせた。既に太陽が昇り、私の背中を照らしている
ので、私はソーラーのモジュールを背負ったような形で先に進む。平らな道はやがて
なだらかな昇り勾配になり、ロッキーの裾野を走っている感じが出てきた。既に昇り勾配
を2時間走っている。太陽の陽がロッキーの裾野から中腹を照らし出した。昔の西部劇に
出てくるような突出した真っ赤な山や同じく石だらけの荒れ地が見える。その荒れ地の中
にもか細い道路や川があるようだ。その中に行ってみたくなったが、車のエンジンを停め
るのが惜しく、その中に入るのを我慢して更に坂道を進む。高所に来たので道路の中腹
の空き地に車を停めて、下界を覗き込んだ。遥か遠方に私が来た道が一髪の髪のように
見えた。天を仰ぐと、雲が忙しく流れ、ロッキー風の冷たさを感じたので我に返った。
   数分と寒くてそこにいられなかった。車に戻り更に天辺を目指しアクセルを踏んだ。明日
は更に上にを記します。
                                  アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

                                                  上に、上に、ロッキー頂上があるんだ

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