2015年6月1日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ゴーストハウス探検)・・・50

2015.6.1月 快晴 午前6:40
  水戸弁で・・・今日は歩いだなー、天気も好いし、体調も良かったなー、前に前にいぐ。
   部屋の窓は破れ、ドアは壊れ、天井の一部から青空が覗き、埃が積もり、時折風で
ドアがバタンバタンと悲鳴を発するゴーストハウスに二階があった。階段が目の前に
あり、上がってみようとした。理由は、今までに見たことの無い景色があるかもしれない
と考えた。二階上がる危険性を予測する。放置された死体があるかもしれない、
無法者のアジトになっているかもしれない、毒虫や毒蛇の巣になってるかもしれない、
病原菌の巣かもしれない等と考えた。これらが現実になった時に、防御する武器も
無ければ医薬品もない。アメリカ大陸の横断が目的で危険を楽しむ旅ではない。躊躇
わず階段を上がるのをやめてバックした。外に出たら白人が何かの作業をしていた。
こちらを不思議そうに見ていた白人が、手を休めて手を挙げてくれた。敵対意識は無い
との表示である。こちらも手を挙げて車に乗り、そこをゆっくり立ち去った。こういう場合
はゆっくりが原則である。考えてみれば、ゆっくりの動作は、緊張感を和らげるのかも
しれない。ちょこちょこやスピーデイな動きは、相手の警戒心を高めるかもしれない
と気付いた出来事でした。ゆっくりとした動作で何かの難を逃れたのは、確かな事で
した。そこから平原の荒れ地を走り、インターステイト80に戻ってサンフランシスコに
向かった。あとサンフランシスコまでは2500kmもある。今回の教訓は「深追いは
禁物」でした。
                                       アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
  

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