2015.3.9月 雨 午前7:10
長安にいる外国人のたどたどしい中国語を聞いた空海は、自分の日本で勉強した中国語が長安で通用することに気づいた。空海の知識欲が長安で更に勢いを増したと思われる。あらゆる知識や言語を水を飲むように体内に入れたに違いない。
空海たちはまもなく、宣陽坊にある外国人用の宿舎(公館)に入った。別の公館は吐番と南詔の一行で満員であった。年が明けて、新年朝賀を無事に終わった大使達はわずか30日で、帰途についた。
自分の中国語が使えることが分かった空海は、この後長安で貪欲にあらゆるものを吸収していったのである。
アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
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