2015年3月20日金曜日

2015年の中国計画(洛陽の空海)・・・78

2015.3.20金 曇り 午前7:00
   洛陽で空海は白馬寺に留まったものと思われる。紀元67年に建てられた中国最古の寺であった。白馬寺の住持は空海のために1室を用意し数日を過ごさせてくれたであろう。空海は仏典を西方に求めた動きや仏教発祥国のインドを中心にギリシャ、イラン、パキスタン、アフガニスタン、
シルクロード周辺の広範囲で興亡する王朝や民族間の動向が深く関与していることを、ここで知ったはずである。
   そして、恵果から受法した密教が、アジアのほぼ全域を包含し、国際的な宗教となっていることを
空海は噛みしめたと想像できる。今、白馬寺の境内に空海大師の像が立っています。洛陽は、
中国を代表する古都の一つである。たびたび王朝の首都となり、盛衰を繰り返した。
   空海が滞在したころは、長安に劣らぬ大都市で、城内のそちこちに名所旧跡を残す古都であった。空海はこの洛陽で数日を過ごし、洛陽に別れを告げた。
                                       アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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