2015年2月1日日曜日

2015年のアメリカ計画(ダラスの深夜音)・・・32

2015.2.1月 風雨あり 午前1:20
   雨音で深夜に目が覚めました。ここは日本から13000㎞のアメリカのダラスの郊外です。夜半の雨の音で目が覚め、雨音につられて窓から周囲の闇を睨みつけました。車も人も通らない外を
睨み続けているうちに、深夜音の観察をする結果になっています。周囲の人家からは、何の生活音も聞こえません。アメリカの深夜の音を捕獲中ですが、未だ獲物はありませんので、コーヒをたてて飲もうとしています。ヒロも寝られないようで、彼の部屋から明かりが漏れています。本でも読んでいるか、家族の写真でも眺めいるのかもしれません。コーヒーをたてながら、何らかの音を捕獲するために休憩します。
    私の耳に微かに入ってきました。風音、雨音、木々が擦れる音、遠くの列車音、その他に何の
音が有るか観察を今続けています。やがて、風が止み、その音はロッキー山脈のほうに立ち去ったようです。次に雨音が止んだようです。雨音もフロリダのほうに立ち去る気配をして音がなくなりました。木々の擦過音は幹を通じ、いち早くアメリカ大地に浸透していきました。列車音が残っています。音が聞こえなくなったと思ったら、同じ方向からまた聞こえ始めました。こうしてみると、深夜の音は、何十億も生きている地球と何十年も生きられない人間の大楽団かもしれません。その深夜の大楽団の演奏を楽しむことにしました。時刻は午前2時になりました。今日の演奏会を大いに
楽しみ、旅の不安からの逃避を援助してくれた深夜の大楽団に感謝します。全ての深夜音が
なくなったと思ったら、何らかの人生模様を載せて、列車音がまた聞こえてきました。終わったと
思ったら、また聞こえてくる。寝ようかと思っています。
                      アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝  ダラスの夜半にて
                                                            プールサイドを楽しむ
  

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