2014年12月9日火曜日

2014年までの中国(吉林省の遺棄爆弾)・・・192

2014.12.9 火  晴  午前6:45  霜が真っ白に立っている
  上海のホテルで目を覚ました。直ぐに頭に浮かんだのは、吉林省に向かうことであったが、吉林省長春では恐ろしい目に会うことになるのか、希望で顔が明るくなるのか、冷や汗をかいて、その場を逃げ去ることになるのか、様々な光景が頭に浮かんだ。ここ数十年で一番不快な朝であった。
  他の関係者は上海で待っているという。私は1人で長春に向かい、その役所の関係者に、詫びる
義務を進んで負ったのである。ヘヤの荷物をまとめ、チヘックアウトのためにフロントロビーに降りた。その時であった。後ろから「俺たちも行く」とグループ6人のうち3人がついてきた。私は「いいよ」さりげなく答えた。私にとっては拍子抜けである。私は長春では覚悟をしていたのである。どんな目に会ってもいいと思っていた。この覚悟をしたときは、私の心は鉄の決意であった。朝から拍子抜けである。彼らは恥ずかしげについてきた。私は拍子抜けで憮然としながらも、彼らと上海浦東空港に向かった。タクシー内では誰も口をきかない。そのままの雰囲気で搭乗手続きを過ぎて経て、搭乗口に向かった。飛行機を見た瞬間に誰もゾーッとした不吉感を感じて唖然とした。
                                                  アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
  
 
  

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