2014年11月24日月曜日

2014年までの中国 (吉林省の遺棄爆弾)・・・190

2014.11.28 金 曇天  午前7:00
   顔は青ざめた。説明によると、未熟な通訳によって次のように吉林省現地へ説明がされていた。
「日本人有志が遺棄爆弾処理装置の数十億円を吉林省に寄付する」・・・誤通訳、正しくは
「日本政府の援助する遺棄爆弾処理装置について、特定のメーカーを指名してもらい、日本の会社が貴省に訪問して各種の相談をしたい」・・・正通訳
  現地の役人は誤通訳のとおりに理解をしてしまった。吉林省の役人の言うには、日本人が来る当日に長春の飛行場には、省の副省長と新聞社やテレビ局を置き、飛行機から建物の奥に入るまで
赤絨毯を敷いておくと言い、吉林省を挙げて歓迎したいと言っているとなってしまった。
   吉林省の訪問日の前夜に、上海で聞かされた話である。これで顔が蒼ざめた。アメリカから来た人も、日本から勇んで行った人も、上海で会合に加わった上海スタッフも全員が上海料理を目の前にして蒼ざめた。
  上海スタッフは、中国の北方の人は怖いから行かないほうが良いと言う。吉林省の高級役人を騙してしまったので、彼らのメンツを傷つけてしまった。この代償はなにをされるか分からない。だから行くなと言う。一緒に来た日本人全員は既に立ちすくんでいる。通訳でついてきた彼女は、黙りこくなってしまった。アメリカ人は喚いている。通訳は吉林省の役人と電話で話をしている。私はある決断をして、全員の前で立ちあがり、次のように意見を述べた。その意見は明日から記します。
                                                    アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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