2014年9月4日木曜日

2014年までの中国(上海の24時)・・・169

2014.9.4 木  曇天  午前6:00
   杭州湾を跨いで上海に入った私は、いつも定宿の銀河飯店に宿をとる。顔馴染みのカウンターの女性が微笑んでくれる。荷物を部屋において、カーテンを開けて28回階から下界をぼんやりと眺める。至福の時間である。下界は交通ラッシュとクラクションの海であるが、所々の緑の公園が
眩しい。暗闇が追ってくると、身だしなみを整え1階のフロアーに降りる。運転士の郁君が待ち受ける。直ちに外に出て、ビュイック黒型の車の後部に乗り込む。先ず、中華料理の美味しい「和記」
に行き、上海富裕層若手と食事をする。そこでの話題は、ビジネス話題が中心ですが、私への質問は、日本の政治経済の動向である。私は専門家でないが、実務家であるので大変参考になるのだという。そこで、さりげなく日本の不動産とM&Aの話題を投げる。私は若手経営者の日本への投資意欲を探るのだ。この地震前は意欲があったが、地震後は距離をおいて、日本への投資を
見ているようである。食事が終わると、気の合う富裕層若者と連れ立って、二三人でカラオケクラブに行く時が多いが、場が出来ない時は長年常連になってるスコッチクラブに赴く。その店は「イエスタデイー」という店である。ママと軽い話し相手になってくれる女性二三人がいるだけであるが。
日本のホテルオークラが経営する花園飯店から数分の所にあり、いつも世界の商社員が溜まっている。テーブル席4卓、カウンター7席の店であり、満員の時が多い。その理由は、安く飲めて、ママの長身と美人顔を拝めるからだろう。私はママの主人と長い20年以上の付き合いがあり、その彼の顔を立てて行くのである。この店の周りは日本の六本木である。眠らない町上海の代表的な
地区である。明日はこの店を中心に上海の夜を記していきます。
                                            アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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