2014年8月4日月曜日

2014年までの中国(厦門の顔秋梅女史)・・・143

2014.8.4月 快晴 午前6:30
  私は厦門の顔秋梅女史の叔父の経営する石材会社から、15年以上にわたり石材を輸入しています。彼女はその会社の輸出担当で、夫は証券会社で働いています。年のころは40歳前後ですが、正に日本の良妻賢母を地で行ったような女性です。昼間は諸外国相手に電話やメール等で営業をし、夕方になると夫と子の家庭の下にせせっと帰ります。私が厦門に行くと、この女性は私に石の説明や運転士又は食事のお世話をしてくれます。海の見える粗末な食堂で接待を受けるのですが、どこの店に行っても、彼女の顔が広いことが分かります。自分から店の厨房に入り、日本人の私の舌に合うように調理を指導してしまいます。彼女は一切の酒を口にいませんが、私が飲んでいる間は同席をしてくれます。しかし、私は夜の探訪は一人歩きが好きなので、早めに彼女に帰ってもらいたく、うずうずしていると気をきかして帰ります。翌朝、会社で顔を合わせると母親の
ような顔つきをして、昨夜の夜遊びをたしなめるような目つきをします。私はこの瞬間、目をそらし
直ちに仕事の話に入ります。彼女も仕事の話に没頭します。このような爽やかな人がいる厦門は、
私の冒険的人生で出会う清流水のようなものですが、既に彼女に出会ってから、16年程経ちました。
   明日は石材採掘現場を記します。
                                        アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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