2014年8月26日火曜日

2014年までのアメリカ(大西洋沿いの町)・・・162

2014.8.26 水  曇天雨 午前6:30
    ニューヨークから大西洋沿いを南下し、フロリダを通過しキーウエストの最南端まで行った一週間の行程を記します。
   春先三月、ニューヨークの華僑の友人の家に泊まった。その家はニューヨーク湾が一望に見える
島のてっぺんの家であった。センチュリー21というアメリカの不動産王の家を買ったそうだ。その家の広さは日本の裕福な家の広さの比でない。何室あるか分からない家であった。その部屋は総大理石で蔽われ、金色の蛇口、廊下は赤絨毯、キッチンは百人以上を賄える広さ、それが大中小の
キッチンが有り、2百人は入れるニューヨーク湾が一望に見えるパーテイ用のーデッキ、ダイニングからはマンハッタン島とニューヨーク湾が一望に見えた。その華僑のビジネスは、中国大陸とアメリカを結ぶ貿易商である。取り扱い品は原油と絹である。20世紀から21世紀にかけてのシルクロード貿易商人と言えるだろう。ある時、貿易のもつれか、信号で泊まっていたら、窓をトントンと叩く
何者かがいるので、運転席の窓を開けると、ナイフで左頬を切られたと言い、見事なスカーフェイス
面であった。この華僑夫婦ととマンハッタン島で夕食を共にした。奥さんは郁達夫という中国の偉大な作家の子孫である。ハーバード出身の奥さんのインテリジェンス的性格は見事でした。私みたいな日本百姓を相手にして、逸らさない的を得た会話には、思わず感動を禁じえませんでした。
マンハッタン島の案内を得て、彼の自宅に戻り就寝をしましたが、夜半に起きて、そーっとカーテンを開けて、ニューヨーク湾を眺めました。ニューヨーク湾は、深夜になっても煌々と灯りがついていました。正に、ニューヨークは眠らない町でした。明日はニューヨークを出るを記します。
                                                   アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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