2014年3月14日金曜日

1997年から2014年の華中(舟山列島と寧波)・・・67

2014.3.14(金)雨 午前7:00
 事情ありとにかく忙しいが、想い出しながら舟山列島に上陸したころを思い出しながら記します。
寧波から船であっという間につく舟山である。岸壁から徒歩で宿屋に行った。途中の道は急斜面の坂であった。坂の途中で昼飯を料理している。その料理方法に驚いた。少年が生きている魚を盥から出して鷲掴みにして、路面にたたきつけたのである。私は日本でいう生き締めかなと思い、立ち止まって眺めた。魚がぴくぴく震えている。魚は痛いだろうなと思いながらも、ずーっと見ていたら、少年はその魚を料理番の待つ家の方に持ち運んで行った。何やら聞こえた、元気良い女親のような声であった。その魚を生き締めにする方法は、乱暴で残虐であったが、私は大発展中の中国の生活ぶりを表した料理法と見た。岸壁から宿屋に行くまでに見た光景は、ユンボやブルトーザーが、険しく、激しく、スピーデイに動いている光景であったjから、そのように見えたのである。周囲の海は焦げ茶色で、波打つ波も焦げ茶色、由緒あるような池の色も焦げ茶色であったが、見上げる空だけが紺碧に澄み渡っていた。目を移すと周囲の木々の葉は緑で、空と木々だけが昔からの原色を成し、遠くに見えるとてつもなく大きな入道雲が鮮やかでした。明日は列島内を歩いて探訪した経験を記します。
             アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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