2014年1月4日土曜日

1997年から2013年のアメリカ(夕暮れとガソリンの残量)・・・35

2014.1.4土 快晴 午前6:40
 二日ほどブログを休んでしまいました。元旦のブログには、正月一日のことを掲載しましたが、二日と三日の出来ごとで、子供たちはきたのですが、特に記載することは無いので怠けてしまいました。今日も朝から天気の良い正月です。
 さて、前々回の続きですが、アメリカのリオの町から北東に反れて砂漠の町に入りましたが、道に迷った私たちは、夕暮れになり、ガソリンも少なくなり、トボトボとロッキーの砂漠の中を彷徨っていました。進むか、退くか、野営か、三つに一つとなりました。夕暮れ時は、人々の心は淋しくなるのものです。砂漠に舞う風で、木立の低い草木が風に揺れ、砂埃も立ってきた、心なしか昼間に元気の良かったサボテンまでが肩を下しているように見えます。太陽は山陰に隠れ、月が今からは俺の番だと待っているような夕暮れのムードとなってきてしまいました。
 ガソリンの残量で走れる距離は、約100kmと判断をして前に進むことにしました。出来るだけ経済速度で走り、坂道ではニュートラルにして車を前に前に運ぶ運転をしました。いくつかの坂を登り、いくつかの盆地を過ぎて、いよいよ走れる距離は50kmくらいにまでになりました。ふと思いました。携帯電話の電池の残量、飲料水の残量、携帯食の残量、全てのチエック作業は、残量の確認です。今日の現時点は淋しいアメリカ縦断になっています。出発前はあれもやろう、ここにも行こう等と欲深かな考えで胸を膨らませていましたが、今はとんでもない状況になってしまいました。
 そして、真っ暗闇のロッキーの天辺で、土壇場に落ちいった私の頭は次の考えに進んで行きました。               
アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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