2013年11月23日土曜日

1991年の中国(上海の夜)・・・17

2013.11.23土 快晴 午前6:30
 イエスタデイーというパブを起点として、蘇州、杭州、南通等の地域に小旅行をしました。案内人は科学者のヨウ氏や元パイロットのチョウしでした。ヨウ氏は我々に旅の途中で危害が及ばないないように万全なガードをしてくれました。夜の案内はチョウ氏がやってくれました。二人の中国人の
案内で昼間と夜の上海を堪能できました。ありがたく感謝しています。南通市へヒルトンホテルの
ハイヤーを貸し切り行った時の話です。帰途に着き、昼食を取るために街道筋の農民の食堂に入った時の光景です。日本でいえば田ウナギですが、中国でいえばウナギというそうです。農民食堂の裏に回って、その他うなぎを料理するところを見ました。その農民の子供が一生懸命に、田ウナギを我々のために料理をしています。ピカピカ光る包丁で料理がされているのかなと思って覗いたら、何と錆びたハサミと黒っぽい俎板で田ウナギの腹を割いていました。その子供は悪びれずに黙々と田ウナギの腹を裂いています。思わず唖然としたが、ここは上海の田舎と思い、謝謝と礼を言って食堂に戻りました。数分すると、先ほど割かれていた田ウナギが湯気を立て、お皿の上に乗って運ばれてきました。都会人の友人K君は箸が進まないようでしたが、田舎者の私は、先ほどの光景を思い出しながらも、美味い、美味いと念じながら、頑張って食べました。上海の町の100km
ほど手前の無名の村での昼食時の話でした。
 田舎の農民食堂で昼食を取った後の、夕食はヒルトンホテルの最上階で口直しの高級中華料理を食べましたが、この日の旅を形容すると、エレベーターで地下から最上階までイッキに登ったような感覚になりました。
 今回は国際酔客の様態の話と思ったのですが、記しているうちにこの話をしてしまいました。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
揚子江の延長河口

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