その当時の上海の昼は雑踏風の賑やかさ、夜はネオン無く、ホテルの純粋なバーで一杯やり、適当に酔いながらベッドに入るほかありませんでした。
そのような状況でも数件のカフェーができつつありました。ガーデンホテル正門を出て左に曲がり、直ぐに右に曲がり100mを歩くと、左側にイエスタデイーというスタンドバーがありました。ビートルズーやジェムスデーンのポスターが掲げてあり、なかなかのセンスを持った店が立ち上がりました。フランス租界地の洒落た建物の2階の店です。昼はお茶を売り、夜になるとバーになります
が、1.8m前後のママが超美人で超スマート、夫はジェームスデーンのような美男大男、健康的な店で欧州やアメリカや日本の駐在員が屯をしていました。この店のママと夫は私の朋友になり、この店の経営問題にまで介入するような関係になりました。とにかく最高の場所と言ってよい環境の店ですから、客は集まり、何時も座る場所が無いほどの店でしたが、私の中国大陸馬賊の出発点となった店です。
明日からは、この店を中心として上海を彷徨ったことを記します。
アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
スピード感増幅の上海
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